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Archive for 2010年2月

今日,別件で指導教授にメールしたら,それの返事に
「博士論文審査は終了した. ドクターXX(私の名字)です」
と書いてあった.

午前中に,工学研究科の教授会(正式名称は違うみたいだけど)があって,それの結果.

まだ全学の学位総合審査があるけど,これは今日の結果を追認するだけらしいので,
実質的に今日で決定.
学位記を貰うのは3/22.
それまでに博士論文の正式提出を済ませておけば,晴れて博士(工学)となります.
長いような,短いような2回目の大学生活でした.
2年間で主著2本,副著4本 国際会議発表が2+7本でした.
論文が全部国際会議プロシーディングスなのは少し残念だけど,
それでもまぁまぁの業績じゃないかな.
業績の集計はまた後日にでも書きます.

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写真

昨日から写真をアップロードしようとしてもできないのは何故?

 >Google chromeからできなかっただけで,IE8ならできました.

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公聴会参加者は20名弱でした.
審査する教授が全部で5人と,私の所属する研究室の准教授・客員教授がそれぞれ1名.
学外の専門家として先に書いたN博士と,六ヶ所村の日本原子力研究開発機構から参加いただいたS博士.
会社からは5名(うち博士は3名),学生が数人.うちの研究室からは私の下のM2とB4が1名ずつ.
後は顔を知らない学生が2,3人.ちょっと老けた感じだったので,他の研究室の博士課程の学生が,公聴会と言うものを見に来たのかもしれません.
 
公聴会は定刻に,主査である指導教授の司会で始まりました.
司会と言っても,単に「XXさんの博士論文審査のための公聴会を始めます.まずは論文の概要を90分程度で発表してください.」
とだけ言われてすぐに席に座られたので,ちょっとあせってしまいましたが….
その後は,練習どおりに発表していきました.途中で指導教授に言われた「笑い」を取ることも忘れずに,順調に発表していました.
しかしながら,追加分や公聴会本番と言うことで少しゆっくりめに話していたせいか,
1時間経過したところで壁の時計を横目で確認すると,予定よりも1節分遅れていることがわかりました.
この1時間のところで,話の対象が変わることもあって水分補給を兼ねて一息入れるつもりだったのですが,そんな余裕は消し飛びましたね.
少し早口に切り替えて前半残りの1節を終わらせて,ほんの一口水を飲んだだけで一息入れることもせず後半に入りました.
後半もなるべく早口で話していたおかげで,発表は当初の予定通り100分丁度で終わることができました.
さすがに100分喋りとおした後は,少し息が上がってましたね.
で,発表の後は質疑応答です.
副査2人,副審査委員2人ですが,副査の先生は論文に関係のある分野の先生,
副審査委員の先生は,分野に関係なくその年度に指名されていくつもの公聴会で審査をされる方となっています.
 質問は副査→副審査委員→学外から招いた当該分野の専門家→私の研究室の客員教授の順に行われました.
質問は簡単に答えられるものが多かったのですが,いくつかシビアなものもありました.特に,厳しい質問をしそうだと予想していた2人は,ほんとに厳しい質問でした.
 ここまでで大体予定通り50分経過していたので,もう終わりかなと思っていたら,指導教授の他に何か質問のある方?という問いかけに私の会社の顧問からも質問を受けました.
私の分野の研究者なら常識みたいになっていることをご存じなかったらしく,それについて非常に興味を持っておられました.
 結局,公聴会自体は予定を約10分オーバーした,160分(2時間40分)で終了しました.割と和やかな雰囲気を維持できたのは良かったと思います.
 
 
公聴会の後は,来ていただいた方々に挨拶する間もなく,別室にて学力審査がありました.
これは,副査の先生2人から論文の内容や物理全般について色々と質問され,それにきちんと答えるというものです.
あと,裏の意味合いとして,
「博士号取ったからといって,これがゴールじゃない.それどころかこれからがスタートのようなものだ.
もっと研鑽を怠らないよう,自分の知識や能力がまだまだなものだと認識しろ」と言うことを痛感させるものらしいです.
つまり,ひたすらいじめられるということです.実際,意表をつかれる質問とかありました.
 一応,学力審査も無事終了して,その後は客員教授の手配してくれた新田辺の居酒屋で慰労会でした.
会場に移動してる時や食事の最中に,指導教授から「良い公聴会だった.みんな退屈してなかったし,質問が多かったのは内容をきちんと理解してもらったからだ.うん,良い公聴会だった.」と言っていただけたときには,本当に嬉しく,これまでの苦労が吹き飛んだような気がしました.
 実際に学位審査の合否が出るのは2月の中頃で,学位授与は3月22日になりますし,博士論文の修正や印刷製本もありますが,まずは一息というところでしょうか?

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公聴会当日は,いつも大学に行く時間ではなく,平日に会社に行くために起きる時間に目覚ましで起こされました.もちろん準備のために自分で設定したのですが.前日は2時半くらいまで発表用パワポの修正をしていたので,3時間くらいしか寝てません.まぁ,博士課程に入学してからどんどん普段の必要睡眠時間が短くなっているので,1日くらいならこんな睡眠時間でも平気です.(あー,睡眠時間が短くなったのは歳のせいとは云わないでください.)
6時前に起床したので,当然途中で腹が減るだろうし,公聴会の頃のエネルギー源になるのは朝ご飯なので,たっぷりと朝食を取りました.まぁ,自分で好きなものばっかり作ったんですが.(同居中の母は半月くらい前にぎっくり腰になって,あまり動けないand父はご飯を炊くくらいはできるが料理は基本的にできない.なので,私が割りと炊事をしています,最近)
きちんとスーツを着て,襟には大学のバッチもつけていつもの時間より1本遅い電車で大学に向かいました.
京都駅を経由して近鉄・新田辺に着いたのは8時少し前.JRと近鉄の中では質疑応答時に使えそうなパワポのファイルを作っていました.新田辺発8時のバスに乗り,大学に着いたのは8時15分くらい.研究室に着いたら,M3の学生が1人泊り込んでたらしく机に向かっていて,もう一人M2が椅子を並べて寝ていました.まぁ,この時期の大学の研究室なんてこんなもんです.私も自分の机に向かってパワポ作りを再開します.結局質疑応答用に作ったパワポは14ファイルで計60ページになりました.発表用の92ページと合わせて152ページとは….結構作ったものです.(実は,質疑応答用のパワポは細かくファイルを分けたので総ページがどれくらいになったのか数えてなかった.この文章を書くために調べたんだけど,いや,我ながらほんとよく作ったよなぁ)
昼食は学内のうどん屋で軽めの定食.食事が終わって研究室に帰る前に理工学部事務室のある建物に通りかかったら,入り口に公聴会の案内が割りと大きく張り出されていました.立て看板の少し下のほうになってるのは,半月前に行われた別の研究室の2件の博士論文公聴会の案内がこの上に書いてあったからだと思います.学生に聞いたら,この張り紙自体年明け早々から張り出されていたそうです.おそらくこういう案内はあるだろうと思って準備していたカメラで写真を撮ってもらいました.顔は勘弁ください.
 
コーヒーなどを飲みながらまったりしていると,土岐の核融合科学研究所から公聴会に参加してくれるN博士が,研究室に来られました.彼と少し話していると指導教授からそろそろ公聴会会場の設営をしろとのお達しがあり,会場となる輪講室の机を並び替えたり,プロジェクターや演壇の準備を修士の学生と2人でしてました.実は,修論の提出日が私の公聴会の翌々日で,M2は私の下以外は修論手直しで必死,M1は就職活動でほとんどいないという状況なので,自分で動くしかなかったんです.一応準備も終わり,Hand outも入り口近くに用意し終わったあたりに,会社の技術面での顧問と開発Grの主任が現れました.確かに私がお呼びしたのですが,それでも40分も前に来られるなんて,少し早すぎないですか?
結局会社関係の人が割りと早い時間から来られたので,最後の練習ができないまま,公聴会本番を迎えることになりました.

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昨日も書いてましたが,とりあえず1/30に公聴会が終了しました.
さすがに,公聴会前はブログを更新する余裕を完全に失っていました.
まぁ,以前からかなり間が開いたりもしてましたが(^^ゞ
ま,ぼちぼちと博士論文提出後の事を書いていこうと思います.
博士論文を提出したのが11月の末.
その後,すぐに公聴会の準備にかかればよかったのですが,仕事の方が忙しくなったせいでなかなか手を付けられませんでした.
12月の後半は,親会社と大学の技術懇談会や,フィリピンからの留学生の工場見学の件なんかでバタバタして,結局じっくりと公聴会の準備に取り掛かったのは正月からでした.
とりあえず正月の4日に,こんなデータを使ってこういうシナリオで発表しますと言うことが判るような簡単なパワポを作って大学に持って行って指導教授に見てもらいました.
で,色々と指摘を受けて,一番最初の練習は1月11日.
実は1月5日から10日までずっと夜勤だったので,世の中は休日(成人の日)の11日と言うことになりました.
ここで初めて通して発表をしたのですが,時間が足らなくなりそうだったので1つのセクションを飛ばしたのにもかかわらず発表時間は105分….
かなり指導教授から追加のパワポを作るように言われたのもあり,シナリオをもう一度練り直して,論文の最終章を完全にカット.
まぁ,この章は少し毛色が違うので公聴会で話をするとテーマがぼやけるということもあったので….
その次の練習は1月16日.この時の発表所要時間は90分.まぁいい感じに収まってきました.
そして3回目の練習が公聴会1週間前の1月23日.この時は,その前よりも2枚ほどパワポが増えて結局92枚を94分で発表しました.
まぁ,3回目の練習なのでかなり早口でしたし,公聴会当日は100分くらいになるんじゃないか?という評価を指導教授から頂いていました.
4回目の練習もしたかったのですが,実は公聴会直前の1週間風邪を引いてしまって寝込んでました.
金曜日に,さすがに体を動かさないと駄目だろうと思って,熱っぽい体に鞭打って会社に行って,煙草休憩のときに大学に電話したら
「アンタ何考えてるんや! Handoutつくらなアカンやろ!いつ来るんや!」と怒られたので,「はい,今日6時過ぎに行きます~」と返事….
定時で上がって急いで大学に行き,指導教授と2人だけで輪転機でモノクロのHandoutを印刷しました.
残念ながらソーターが無かったのでステープラー留めをする時は,私の下のM2を研究室から呼び出して手伝ってもらいましたが.
とにかく92ページを片面4ページで印刷したので23ページのHandoutを20部何とか用意しました.
副査・副審査委員の教授陣には,カラー片面2ページのものを会社で印刷しておきました.
これで一応準備は終了.後は翌日の本番を待つのみです.

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